バッテリーのアース配線を太く交換
 車のアースとはバッテリーのマイナス−端子のことです、電池は普通プラス マイナスと名称がありますがバッテリーの端子の場合プラスは+なのになぜかマイナスはアースと呼んでいます(電子回路図ならグランドと呼びます)
今回は車のバッテリーの話ですが、このアース線が細いと電流が少ししか流れません、別に純正でいいじゃないかと思われる人が多いと思いますが、たしかに車を買ったそのままの状態、つまり純正で何も電装品を取り付けない状態(改造していない人なら)それでいいのですが、今の時代、だいたいの方が車はフォグランプやナビゲーションやステレオ、空気清浄機など様々な機器が取り付けられています。
そこで活躍するのが車のバッテリ配線純正のアースでは役不足で電気がうまく流れません、凄い効果は期待できませんが配線を交換すると、燃費が良くなったりアイドリングからアクセルを踏み始めた瞬間必要な量の電気が流れスムーズにエンジンが回ります、軽自動車の場合一番これが感じやすいです、普通車は軽自動車と違いもともとバッテリーが大きく必要量電気が流れやすく感じにくいです。

そこで今回バッテリーアース配線をより太く効率良く電気の流れがスムーズな部品を追加します。
写真では見にくいですが純正のアース端子は細いです、ただでさえバッテリーが小さくて電気の消耗が激しい今の自動車これではいけませんねー
 今回の作業内容
1、純正のアース端子(ケーブル)は無くてもいいですが純正+高容量アース有った方が効率がいいので今回残します。
2、なるべく他のアース端子に近い所に短く配線する(ケーブルが長ければ長いほど抵抗が大きくなりロスが多いのでなるべく短く配線します)
車のバッテリー アース車のバッテリーは普通車の場合 直流12Vで電気が流れる構造になってます。
ダンプなどトラックはバッテリーを2個直列に繋ぎ24Vにしてある物が多い
しかし今回は普通車12Vの話なのであしからず
回路図 バッテリー アースバッテリーには右にマイナスが付いているモデルと逆に左にマイナスが付いているモデルがありますが
私の車には右側がアース端子になっております。
今回はアースのみ配線を強化いたします。
接続にはアースケーブルとバッテリーやボディーアースに接続する設置端子が必要になりますので部品の詳細を表示します
ケーブルスペック
メーカー エーモン 車の部品メーカーと言えばエーモン、普通の
用途 アース専用ケーブル
OFC (無酸素銅99.99%以上)採用 通常の8sqケーブルより電流許容範囲が大きく、軽さと能力が備わっている
絶縁皮膜耐熱耐寒温度 -40〜105℃
使用可能電力 DC12V720W以下(60A)純正と併用なのでもう少しUP
サイズ(太さ) 8sq(8スケ) 8sqケーブルには8sq R端子が必要です

ねじ穴付き端子
メーカー ニチフ 言わずと知れた圧着端子と言えばニチフ、電気工事現場で普通に使われている部品、下手な車メーカー部品より安全で性能が良い
用途 銅線用被圧着端子通常R端子
品番 R8-6S 8sqのケーブルが使え、6ミリの穴が開いている、横幅は少しスリムタイプ
電線サイズ 6.64〜10.52mu 8AWG
適応工具 NH1、NH9、NOP60、NOM60

完成したバッテリーアース端子(−端子)
車用バッテリー アース線写真左側 半分しか写っていませんがバッテリーです。
写真中央バッテリーアース端子から出て右下のボルト(ボディーアース)までがアース配線です。
マイナス − 端子から三本配線が出ていますが

奥側配線 純正アースケーブル(黒色)
中央配線 追加アースケーブル(黄色)
手前配線 フォグランプケーブル(黒色)

写真では見にくいですが純正が黒色アース端子で太さが今回追加した黄色い配線の3分の2しかありません細いです
そこで今回アースケーブル工事、黄色いケーブルが追加アースです(−)
取り付けた感想
軽自動車はバッテリーが小さく蓄電容量が低いため瞬発の電気がバッテリーから出にくいのでやはり
赤信号待ちのアイドリングから青信号に変わった時アクセルを踏んだ瞬間力強さを感じます
燃費がよくなると書きましたが、今回の作業では変わりありません、燃費を上げたいのなら、ボディーアースとエンジン間のアースケーブルを太くして、プラス端子も補強する必要性があります。

今回と話は違い燃費向上だけならば、皆さんの盲点をついた燃費向上アイテムを紹介いたします、実はアース端子を強化するより燃料ポンプとバッテリープラス端子を太い高性能配線に直接繋ぎ、もちろん常時通電ではバッテリー上がりになるため大容量リレー回路を入れ配線を強化すると燃料ポンプが力強く働き安定的にインジェクターに燃料を送り、常に適正な燃圧を確保できるため本来のコンピューターからの空燃費マップが適正に合い、自然と馬力向上、馬力が安定すると最後に燃費向上につながる、欲を言えば燃料ポンプ自体も容量を大きくすると効果的、ポンプ交換してもコンピューターのマップの書き換えやインジェクターの交換など必要ありません、その理由は純正のレギュレーターが働くから必要以上に燃料は出ません、ポンプを交換すると燃圧が上がりガソリンが多く消費されるようなイメージがありますが、適正な燃圧がポイントです、細かい話ですがトヨタならトヨタの強化ポンプ日産なら日産のポンプを選択するとカプラー端子形状が同じことが多いので作業がはかどります。
この方法これは普通車で実際私が体験しました、お時間があれば試してください。

補足 空燃費とは、車のエンジンは適正な霧状ガソリンと空気を混ぜて爆発させると最高の馬力と燃費が得られます。
低速時の低負荷と高負荷、高速時の低負荷と高負荷、全て空燃費が違います、ここをコンピューターが制御しています。

注意

・この回路の製作・使用等によっての不具合・傷害等については責任はとれません。あくまでも自己責任です。

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